それで前々から思ってたんだが、
「魔法が存在しない現実世界のオカルティストが、魔法世界に転移して、(読者にとっての)現実のオカルト知識で魔法を使って大活躍」なんてのはとんと見た事がない。
一応、四半世紀くらい前にオカルトの大先生の作品でそういうのがあった。
しかし、「異世界の住人はほぼ全員が転移者」「異世界の住人は全員何らかの魔法が使える」「住人は現実世界の人生の記憶を失って最初から魔法世界の住人として暮らしている」「主人公として活躍はするけど無双とはいかない」ってレベルだった。
おまけに、以降はそういう作品は殆どない。
「レンタルマギカ」の三田誠みたいな、オカルト系に詳しい奴じゃないと書けないんだろうが、オカルティストってのはそれなりに数がいる。
実際、高校の時の同学年にムー民が三人程いた。
では、そういう作品が何故無い?
そんなんで魔法使えたら立場ねーわ
オカルトだと思ってるけどただのチートでオカルトを具現化してるだけにしかならんわ
「現実でも昔は魔法が使えたけど、今は使えないor弱くなった」というよくある設定にすればいい。
まずはラリー・ニーブンや型月世界やMM9みたいに、「世界に存在する魔法や神秘の力が弱くなった」なんてのが考えられる。
他にも「人類という種の魔法能力が退化した」という設定もある。
>そんなんで魔法使えたら立場ねーわ
「ゲームで使ってたキャラに転生してその能力を得る」などという、「現実では何の意味もなかったモノの具現化」だって珍しくないんだ。
これに一々「そんなんで強くなれたら立場ねーわ」とか、もう麻痺しちゃって考えないでしょ?
なろう系異世界小説を書くような奴に、詳細なオカルト知識持ってるようなディープなオタクってのはいないのか?
別に自分で全部憶える必要はないんだけどな。
例えば今、自分の手元には同人誌の「The Goetia(ゲーティア=悪魔召喚の本)」がある。
中世に書かれた本を、いろいろな翻訳版を経由して簡単に纏めた代物で、72の魔神リストと悪魔召喚方法がある。勿論、実行しても何も起こるわけがないんだが。
これと新紀元社辺りの悪魔の解説本を用意すれば、異世界の召喚師モノが書けるだろう。「左門くんはサモナー」異世界版にしかならないかも知れないけど。
学研ムーブックスとかの密教呪術の本(ようはおまじないだ)を手にすれば、異世界で孔雀王ばりに活躍する作品も書けるんじゃないか?
それともなろう系異世界小説書きって、この程度の資料すら用意・活用できないのか?
まだ魔法エネルギーのある世界に行けば使えるようになる。
儀式内容をプログラミング化して走らせると召喚まで色々と知っていながら薀蓄を語らず圧縮してみせた初期メガテンの凄さよ
無駄に語らずに知ってる人にだけわかるように潜ませるからこそ深く理解してる応用力を含めてディープというのであって
引用してひけらかすだけなんてのはただのにわか
みたいな承認欲求丸出しなだけの文章は大抵の読者に嫌われるよね
テンポも悪くなるし
知ってる知識と話の展開が噛み合ってこそ描写する意味があり読みごたえにつながる
・最強呪族転生
主人公の前世はオカルト好き
・異世界の迷宮都市で治癒魔法使いやってます
主人公の前世は詐欺師(ただし微弱なヒーリング能力はあった)
・最強陰陽師の異世界転生記
主人公の前世は陰陽師
過程やコストを全て魔法ですませて現実的ですとか自称するよりはチートで出しましたと言った方がリアリティは高い
鉱石や工夫なんてのは進歩を止められた白痴原住民でもなければ誰でもやってきてるわけで唐突に時間が進み始めるのは異常
順当に進歩してる世界でいずれ発生する天才のひらめきを前世知識で先取りして一歩先を行くぐらいなら正しい
>順当に進歩してる世界でいずれ発生する天才のひらめきを前世知識で先取りして一歩先を行くぐらいなら正しい
ドリフターズだとチート鍛冶集団ドワーフが異世界からの実物から
武器量産の大活躍展開だけど文句言う奴はほとんどいないしなー
結局は設定の独自性を偏執的にこだわるより、
テンポよく話に盛り込む方が好まれる一例だわな
なろうは作者が読者を選り好みできるのが良い。
多数の読者の好みに合わせてアホみたいな話書かなくても文句言う編集がいない。
本当に読者に好まれる話なら出版社に持ち込みでもすれば良いのに。
「異世界オカルティスト 何の役にも立たなかった現実のオカルト知識で、ファンタジー世界では魔法が使えて無双できた件」
勿論、他のよくある現代知識無双と同様に、そのオカルト知識は「読者にとっての現実」に存在するものだ。
ところが、ちょっと首から上の機能が人と異なる人がいて、こんな事を考えた。
「オレサマの思い付かないネタを思い付けるなんて許せない。何が何でも否定してやる」
そこでその首の上にある異なる機能を使ってこんな事をヒリ出した。
「そうだ、コイツは『異世界魔術師 現実世界でファンタジー的な魔法が使えたので、ファンタジー世界でも無双できた件』と言ってるに違いない。
オレサマが勝手に言ったんだからそうに決まっている! よし、これで『そういう作品は既にある』って言って否定できるぞ!」
<閑話休題>
クラスがファンタジー世界に集団転移。転移直後の混乱とかサバイバルで、クラスのハイカースト連中によって一部のローカースト連中は邪魔だと追放されてしまう。
実は世界に魔力があるので、現実では役に立たなかったオカルト知識で本当に魔法が使えてしまう。主人公である陰キャのオカルティスト少年は、それで強力なの魔術師となる。
こうして俺Tueeee&逆襲してザマア展開が始まる。
現実に伝わる魔術で協力なものっていうと多分悪魔召喚とかになって、恐らくは生贄とか必要になる。
となると、ザマアの対象を生贄に捧げる約束で悪魔と契約とかになって、それをやれるって事は追放の時にそれなりの事をされるわけだろう。
既に「異世界魔法は遅れてる!」って言うのがあるぞ
せめてなろう界隈を勉強してからこのスレに来いよ
>>418のは「地球のオカルト(迷信)が異世界では現実になり 地球の迷信オタクが異世界で無双する話」
地球ではオカルトはあくまで迷信じゃなきゃダメ って事らしい
別に異世界である必要がなく、単に現実の方でオカルトが有効になったって設定にした方がスマートだからな
そっちなら異能バトル系はじめいくらでもあるぞ
「オカルトではなくてチート悪魔召喚ならばお前に友好的な悪魔が現れたかもしれないのにな」
しかし、そもそも現在に手順が厳密に残ってるような魔術で、そういうのはほぼ無い。
そういう派手なのは通常は神話・伝承・物語の中だけで、細かな呪文だの魔方陣だの結印だのはわからない。下手すると個人の持つ超能力で他人には再現不能だったりする。
十代の頃に呪術とかおまじないの本をいろいろ読んだが、今でも手順が再現できるようなものだと、大体こんなモンだ。
・霊的なナニカ(神とか悪魔とか精霊etc)を呼び出す。呼び出すモノによっては派手な事ができるかも。
・占い(何かを知る)
・精神操作っぽいモノ(恋愛成就とか)
・都合の良い偶然をもたらす(○○運上昇、憎い相手に特定の不幸をもたらす、天候操作等)。
・魔術に干渉する(防ぐ、反射する)
この程度だ。
魔法(物理)の極みみたいな錬金術とかでも、細かな過程がわかるものは大抵は科学的に証明できるモノだったりする。
(金を作る方法が、実は金属を黄色く染めるだけだったりするけど)
何しろ細かな手順がわかってると実行されて、物理的な効果が出なければ偽物として捨て去られちゃうからな。
なろう主人公のスペック高すぎて、そういう魔法の出番が無いんだよな
あと便利魔法があるせいか日の目を見ない
・少しの水を出す→生活魔法!
・失せ物探し→MMORPGよろしくMAPにマーカー表示
・少し未来の予想→神様とか上位精霊が教えてくれる
・神に祈る事で僅かな食料を出す→町で大量に買い込んでアイテムボックスで解決!
大賢者とか全知さんのような「なんでも知ってるナビゲーター」の存在感が一番酷いと思う
スライム転生の大賢者はなんか結構言うこと外れてたような気がするのでセーフ……か?
最悪何でも知ってる存在が作中にいてもいいけど、
主人公が何でも知ることができる存在だと冒険ものは舐めプ感出るわな
主人公の敵サイドもそれに対抗できる能力もった存在でないと読み進める気がしないわ
実際はどうあれ神が使わした使徒に等しい強力な存在なんだから一般人のショバ荒らしとかださいよね
魔法が自分の力とかまずありえないし、それがわかってない作者の小説は大体つまらない
異世界に地球と同じ名前で同じ能力の神様や悪魔や妖怪の類がいないと、地球のオカルトは使えないし意味ないだろう
引用元: http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1561642370/